ひなび舎だより　～たねとり農家のひなびた暮らし

大相撲春場所、いわゆる大阪場所が始まりましたね。
今日は遠藤が横綱に初挑戦した日となりましたが、日馬富士が格の違いを見せつけ、遠藤を土俵の上に転がしたのでありました。

大相撲ファンなら思い出すのが１９９１年（だったかな？）前頭筆頭に上がってきた貴花田が千代の富士を破り、引導を渡したあの一番。しかし今になって動画を観てみると、まだ貴乃花もこれからというかまだまだ甘いところがあるという感じで、やはり千代の富士のほうが引退直前とはいえ、滲み出る風格とかが格別に見えます。

そう思うと遠藤もまだまだスピードも重さも日馬富士には遠く及ばない感がしました。まぁでもほぼ完成していたかのようだった記憶の中の、日の出の勢いの頃の貴乃花が、今観てみるとまだまだ伸びていくのはこの後、というふうなのであるから、遠藤もまだまだこれからとみています。

嬉しいのは日馬富士が横綱の貫禄を見せつけたことです。
朝青龍、白鵬、日馬富士の三人のモンゴル出身の横綱はいずれもお「強い横綱」だと思っています。白鵬がずば抜けているために、弱いとレッテルを貼られている日馬富士ですが、あの運動神経と勝負勘は歴代横綱の中でもいい線いってるんじゃないかなぁ、と見ています。

ここ最近５年間で感動した一番はおととしの秋場所に大関日馬富士が白鵬を破って横綱昇進を決めたあの大熱戦のみです。たったの一番。真っ向勝負の遠藤関への期待はふくらむばかりです。


byﾗﾓ　改ﾒ　ﾃﾞｰﾓﾝ鄙家