ひなび舎だより　～たねとり農家のひなびた暮らし

最近、熱心に読んでいる本がある。

非電化工房の藤村靖之さんの著書、
『非電化思考のすすめ』（ＷＡＶＥ出版）である。

「我が意を得たり」の一冊であった。

「原発事故は誰のせい？」
「自然エネルギーの罠」
「エコの正体」
「電気は豊かさをつくり、豊かさをうばってきた」
「便利を捨てると、何かが得られる」
「子どもたちに本当に必要なもの」
「いい仕事ほどもうからない!?」
「選択肢をたくさん持つ」
「お金に依存しない生活」
「支出は4分の1に、収入は3分の1に、働く時間は2分の1に」
「うばいあわずにわかちあう」
「勝算がなくても、とにかくやってみる」
「正しいことより愉しいことを」
「愉しいの本当の意味」
「本物の知性を身につけよう」

さて、目次からいくつか引用させていただきましたが、
面白そうでしょう？

「マインドセット、とは
経験や教育などから形成される
思考様式や心理状態、思い込みなどのことで、
誰もがなんらかのマインドセットによって、
日々行動や思考をしばられていると言われています。」

日本中、これまで手段はどうであれ
お金を稼げば幸せになれる。
お金のない人は敗北者。
立身出世を夢見ない人は無気力者。
というマインドセットにしばられていたと思います。

でも
競争に勝ち
成功し
お金をたくさん稼いでいる人が偉い、
みたいなことは
すくなくともわたしには
非常に色褪せて見えてきています。

幸せな時間を過ごす、
というのはどういうことなんだろう？

味気ない「快適・便利・スピード」よりも
「幸せ度をあげる」ことを心がけていこう。

藤村さんの著書を読みながら
いろいろと感じることがあったのでした。