ひなび舎だより　～たねとり農家のひなびた暮らし

大相撲初場所が幕を閉じました。

白鵬、３３回目の優勝を全勝で飾りました。
鶴竜との１分８秒の攻防。
あぁ、この取り組みの決着がついたら、
今場所も終わりか、
という寂しさすら感じた千秋楽の結びの一番でした。

朝青龍がいなくなった後
ガラガラの客席の中で優勝を積み重ね、
そのうちに相撲人気も再興してきて
新記録のかかった今場所は連日の満員御礼、
大入りの拍手の中での全勝優勝達成、
わたしも目頭が熱くなりました。

他の力士が弱い？
稀勢の里ほどの力士がいまだ大関どまりで
一度も優勝出来ていないのを見ると、
白鵬が傑出している、
というほうが合っているのではないかと思います。

稽古量が少ないと言われる白鵬だけど、
横綱になってからの休場がなく、
結果を出し続けているのを見ると、
真面目に努力することが大事、ではなくて、
効果的に真面目に努力すること、
がいかに大事か、と思います。

でもこの優勝で
来場所から白鵬の相撲が少し変わっていくような気がしています。
頂点を極めたミュージシャンやコメディアンが
突然つまらなくなったりするようなことが
相撲でも起こるでしょうか？

それとも双葉山の目指した相撲の奥儀「後の先（ごのせん）」の境地に
ついに白鵬は辿りつくのでしょうか？

結びの一番を聴きながら感じたあの寂しさはなんだったんでしょうか？


さて、豪栄道はなんとか８勝７敗で勝ち越し、
来場所は大関として大阪での春場所に臨みます。
ファンとしての望みは
大阪場所での豪栄道の優勝、そして
さぁ春が来た、お花見だ、種まきだ、入学式だ、新学期だ、新年度だ、
皆さんがんばって行きましょう、
と思いたい、ということです。

遠藤も成長が見えていい場所だったと思います。

三月の春場所、楽しみにしていきましょうよね。
こないだラジオでやってた「なぞかけ問答」で
面白いのがあったので
忘れる前に書いておきます。

腰痛持ちの人が常に湿布を貼っている、
とかけて

大相撲、
と説きます、


そのこころは？


あれる　はるばしょ。